-弓道用石突-
本来、石突とは、刀や槍の刃と逆の先端部分は“石突き”と呼び、武具の柄部分の保護するものを指して呼ばれている、槍などを地面に突き立てたりする事もあったことから、“石突き”と呼ばれる。
弓道具においては、弓・矢筒が地面に接する場所の保護用として用いられており、歴史上としての石を突くという言葉の由来からは、少し離れています。
弓道具においては、弓具の保護用として使われることから、革製品で石突が作られており、あくまで、弓・矢筒の汚れ・傷防止用であります。
-鹿革について-
日本武道であります弓道では、鹿革製の革を用いります。 近年、さまざまな革で作られた石突きも売られておりますが、日本武道に用いられる、革 は、鹿革がもっとも好ましく、素材の特徴上、しなやかさと堅牢性、又、柔軟性を持ち、抜群の吸水性があります。剣道の道具もほとんどが鹿革で作られており、革の特性を考えると、もっとも適している革であるといえます。
■軽い
■水に強い
■通気性に優れている
■老化しにくい
■柔らかくなじみやすい
鹿革の柔らかな肌触りは人肌に最も近いといわれ、上記の通り、使い込むほど手になじみ牛革よりも軽く、水に強く、摩擦に強く、通気性があり、何年経っても老化しにくい素材であるがゆえに、武道具では幅広く用いられており、もちろん弓道具としても幅広く使われております。
-小桜柄-
桜は平安時代に貴族たちに愛用され始めました。桜の花の華やかな美しさとともに、散り際の潔さが日本人の美意識と結びつき様々な桜模様が考案されました。その中でも五弁の花びらをシンプルに表した小桜模様は「花は桜木」の気風を尊ぶ武士たちに好まれ、甲冑などに多用されました。庶民の間で用いられる様になったのは江戸時代に入ってからと言われています。弓道具の柄として、男女問わず人気の柄であります。
【商品詳細】
弓道 石突 印伝 和柄
■素材:鹿革
■サイズ:約13cm×約6cm(厚み約1.0mm)
※天然素材ですので、細かい傷・シワ・厚みの不均等などございます。
ご了承ください。