弓道に使う道具にはどんなものがあるの?①
ここでは、
弓具の中でも代表的な弓、矢についてご紹介させていただきます。
弓
これから弓道を始められる方は、
道場から一式の弓具を借りられる方が多いと思います。
ですが、練習を積み重ねていくうちに、
より愛着の持てるご自身の弓が欲しくなってくるのではないでしょうか。
・弓には、竹、グラスファイバー、カーボンの3種類の素材がございます。
竹弓
高段位になるには、射技、体配全てが伴っていなければなりません。
高段位を目指す方は早い段階で竹弓に慣れておいた方が良いでしょう。
グラスファイバー弓
竹弓に比べると、耐久性があります。
反発力があり矢を飛ばす力も強いので、
これから弓道を始められる方は、まずこちらをお手に取ってみてはいかがでしょうか。
カーボン弓
弓本体自体が軽く、グラスファイバーよりも更に反発力が高い事が特徴となっております。
指導者の方によくご相談の上、ご自身が納得のできる弓をお選びいただければと思います。
詳しくは、「弓道具について知る~弓編~」をご参考ください。
矢
・矢には竹、カーボン、ジュラルミンの3種類の素材がございます。
初心者の方は弓を射る時、矢を強く掴んでしまうため羽が欠けやすくなってしまいます。
そこで1年程で買い替える必要が出てまいります。
高段者など錬度の高い方ほど矢の持ちが良く、数年以上同じ矢を使っている場合が多いです。
そこで、「初心者はジュラルミン、高段者は竹矢を使う」
というのが一般的な風潮です。
しかし、段位や錬度に応じて使う素材が決まっている訳ではございません。
竹矢
手作業で作られているため高価になっております。
高段位の方がよく使われております。
ジュラルミン矢
初心者の方であれば、大体1年ほどで矢の修理や買い替えが必要となります。
そのため、安価なジュラルミン製の矢を使用する方が9割以上です。
ただし、ジュラルミン製の矢は、購入代金に比べると修理代が割高になります。
羽が欠けてきたり、修理が必要になった場合、基本的には買い替えて使用する方が多いです。
カーボン矢
カーボン矢は曲がりません。
更に矢がしなりにくいので、矢飛びが安定いたします。
矢の持ちが良くなり、安定した矢飛びを目指す際には、
カーボン矢を選んでみてはいかがでしょうか。
矢には様々な種類がございますので、
錬度や目的によって素材をお選びいただければと思います。
詳しくは、「弓道具について知る~矢編~」をご参考ください。