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翠山雅

翠山雅

弓道具の選び方

弓道具について知る~矢編~

弓を構える女性

皆様が弓具を選ぶ際、
指導者の方に意見をいただくのが一般的かと思います。


私たちも、弓道をたしなむ弓具店の視点から、
矢のご紹介をさせて頂ければ嬉しく思います。

矢の素材

まず、主な3種類の素材のご紹介からさせていただきます。

竹矢・ジュラルミン矢・カーボン矢

素材は「竹」「ジュラルミン」「カーボン」がございます。

【竹矢】(相場:約4万~10万程度)

主に高段位の方がご利用なさる事が多いです。
初心者の方にもご利用いただけますが、価格の面や、
初心者の方は、羽や本体の消耗が早くなりがちな事を考えると、
初めから竹矢をお手にとられない方が無難かも知れません。


昇段をお考えの方は、
弓道教本が竹弓をベースに考えられている事もあり、ぜひ竹矢を使っていただければと思います。

お取り扱い矢一覧

【ジュラルミン矢】(相場:約1万5千円程度)

初心者の方であれば、大体1年ほどで矢の修理や買い替えが必要となりますので、
安価なジュラルミン製の矢をご利用になる方が9割以上です。
ただし、ジュラルミン製の矢は購入金額から比べて修理代が割高になりますので、
基本的には買い替えて使用する方がおおいです。

お取り扱いジュラルミン矢一覧

【カーボン矢】(相場:約2万5千円程度)

炭素繊維で作られており、中級者の方がご利用なさる事が多いです。
炭素繊維製のためジュラルミンより丈夫で折れにくく、
竹矢に比べ反発力があり、矢を飛ばす力も強いので、
弓道が、より楽しいものになるのではないかと思います。

お取り扱いカーボン矢一覧

矢の選び方

矢は、三枚の羽を使用しており、その全てに名称があります。

竹矢・ジュラルミン矢・カーボン矢

・走羽(はしりばね):矢を弦につがえた際に上向きに垂直になる羽
・頬摺羽(ほうずりばね):矢を弦につがえた際に自分側に向いている羽
・向羽(むこうばね):矢を弦につがえた際に自分側に逆についている羽

矢の選び方としては、ご予算と相談も必要ですが、
何より、ご自身が矢を射った際に、いいと思えるものが一番です。


矢は羽が揃っていた方が飛びますが、初心者の方だと技術がまだ未熟なため、
どうしても羽の減りが早くなってしまいます。

初心者のうちは消耗が早くなりますので、
まずは安価な「ジュラルミン矢」の使用をお勧めしている道場が多い傾向にあります。

矢の重さと長さ

矢の重さは、基本的に20~30gほど、1円玉2、30枚ほどの重量です。
選び方は、弓力で変わってまいります。


矢尺は、ご自身の矢束に合わせて選ぶのが基本でございます。


軽い矢は、矢飛びが良くなります。
しかし、まっすぐ飛びにくく、的中しにくいとも言えるでしょう。
反対に、重い矢(太い矢)は、まっすぐ飛びますし、破損しにくいのです。


とはいえ、弓ありきの矢です。
お選びになった弓によっては、こちらが必ずしも当てはまるわけではございません。


まず、弓を決めてから、矢を決めるのが基本でございます。
ご自身に合った弓と矢を揃えることのバランスが、弓・矢選びでは最も大切です。
ご自身に合った弓具をしっかりと選んでいただければ、
引き出される結果に大きな差が生まれることでしょう。


いかがでしたでしょうか。
微力ながら、ご自身の矢選びの参考となれば幸いでございます。

お取り扱い矢一覧

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矢尺の計り方はこちらから

矢の重さの選び方はこちらから