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翠山雅

翠山雅

弓道具の選び方

弓道具商 翠山のこれから

弓具

前回の「弓道具商 翠山の歴史」でもお話しいたしましたように、
翠山は弓道具専門店として100有余年続いていく中で、
単に弓具を売るというだけではなく、様々な想いも継承しながら現在に至っております。
今回は弓道具商 翠山のこれからについてお話しいたします。

弓道具店として受け継ぐ想い

時代の流れとともに、弓道を取り巻く環境も変化しております。
もちろん、時代と共に変わるべきところもございますが、守るべきものは守っていかなければならないと、私どもは考えております。
翠山は創業者の宇佐美松太郎の代より続く弓道家でもあります。
「弓具店を営む以上は、弓道のことを知り、鍛錬を重ねること。」という宇佐美松太郎の想いが現在も受け継がれております。
私どもも日々の鍛錬を続けていく中で、弓道の持つ奥深さや精神性を理解しております。
どれだけ高価な弓道具を使おうとも、やはり精神面を鍛えなければ道具の力を引き出すことはできません。
手先の技量だけで的中を継続するのは難しい武道なのでございます。
弓道は日本人の「和の精神」を体現しているともいえる武道です。
誰かと戦うのではなく、常に自分自身との戦いであるのが弓道であり、
それこそが醍醐味であるといえます。
弓道の難しさ・奥深さを、私どもも弓道の鍛錬を日々行うことにより、お客様とも共感して参りたいと考えております。

弓道具店として守るべきもの

弓道具

現代では弓道の普及が進み、スポーツ化してきていると感じます。
その中で様々な弓具が販売されるようになって参りましたが、日本武道である弓道において好ましくない配色のものや現代的なデザインの弓具が増えております。
弓道具とは身につけるものであると同時に、射手の射品射格を手助けするものでもございます。
ですから翠山では、射品射格を損なうような弓具は取り扱っておりません。
「日本武道 弓道」をお伝えする立場として、本物の弓道具を、
また、一弓道家として自身が使ったことのある弓道具のみを取り扱うようにしております。

翠山のこれからへの想い

弓道

弓道の知識や情報だけではなく、武道の歴史や文化も伝えていく

2012年に「suizan 雅」というオンラインショップを立ち上げたことにより、
ますます「守るべきものは守る」という想いは強くなっております。
インターネットを通じて、様々な情報がたくさんの方の目に届くようになりました。
氾濫する情報の中から、情報を選択し判断するのは弓道具を使う側の方になります。
ですから、私ども翠山は弓具店を100年以上続けて参りました身として、
弓道家としての知識や情報だけではなく、武道の歴史や文化までも、
より便利にたくさんの方に伝える仕組みを作っていく必要があると感じております。

翠山が弓道の入り口になれるように

これからの展望としてもう一つ考えているのが、
「翠山を通して弓道を広める」ということでございます。
弓具店としてただ単に弓具を売るだけに留まらず、
お金では買えないような価値も提供して参りたい、と考えております。
インターネットという便利なツールが普及したことにより、
弓道の入り口が多様化しています。
弓道というものを知らなくても、武道や着物から翠山を知ってもらい、
それが更に弓道を広めるきっかけになればと考えております。
幸い、現在では日本文化に興味を持たれる外国の方も増えて参りました。
そういった方が日本について調べた際に、翠山が弓道の入り口になれるように、
これからも邁進して参ります。

suizan雅のHP