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翠山雅

翠山雅

弓道具の選び方

失敗しない矢の選び方

こちらでは、矢の選定でつまずかないための方法についてご説明してまいります。
これから矢をお選びいただく方のご参考となりましたら、幸いに思います。

弓との相性で選ぶ

弓道をする男女

矢は、弓の強さによって重さや太さを変えるべきものでございます。
矢単体ではなく、弓との相性を考えて選ばれることをおすすめいたします。

これから弓道を始められる初心者の方や、
弓道具一式の買い替えを検討されている方などは、
未だ弓をお選びいただいていない場合もあることと思います。

指導者の方にご自分の弓力を訊ねていただき、
よくご相談の上、矢をお選びいただければと思います。

弓との相性で選ぶ

一般的に、1913や7620は弓力が弱い初心者の方や女性向けシャフトであり、
2015や8023は弓力がある程度安定している有段者や男性の方向けシャフトである、
とされております。

しかしながら、日本人女性の方には、
身長が高く、腕も長い方が多くいらしゃいます。
そう言った方の場合、1913や7620をお使いいただきますと、
矢があまりにも細く、弓の押し出す力に負けてしまう可能性もございます。

そういった女性の方は、ご自身の矢尺と弓力をご考慮の上、
2015や8023シャフトを選ばれた方が良い場合がございます。

矢の素材を選ぶ

金属矢と竹矢を比較いたしますと、矢飛びが異なります。

矢は羽が揃っている方が安定して飛ぶものでございますが、
経験の少ない方が使用されますと、羽が取れやすくなります。
よって、一年ほどで買い換える必要が出てまいります。

矢は、弓道具の中でも消耗が激しいものでございます。
ご自身の実力や、予算をご考慮の上で、
お好きな素材をお選びいただくのがよいかと思います。

ジュラルミン矢

ジュラルミン矢のお取り扱い一覧へ

竹矢

竹矢

節があるため、離れの際の振動を抑えることが可能となります。
そのため、中が空洞の金属矢と比較いたしますと真っ直ぐに飛ぶ矢でございます。

個体差がある天然素材の竹を、決まった長さや太さに整えるため、
職人が、一本一本手作りしている矢でございます。
従いまして、ほかの素材に比べ高価になる傾向がございます。

早くから竹矢に慣れたい方や、
古くから使われてきた弓道本来の素材で弓道を楽しみたいという方に
お選びいただいている素材でございます。

カーボン矢

カーボン矢のお取り扱い一覧へ

カーボン繊維により作られたもので、ジュラルミンより高価な矢となります。
強い衝撃により折れることはございますが、
繊維でできているため硬く丈夫であり、
曲がらずに長くお使いいただける材質でございます。

まとめ

矢

矢の選び方においてご留意されるとよい点についてご説明してまいりました。

矢のみに限らず、
弓道具における「初心者向け」や「上級者向け」といった区分は、
あくまで参考程度に捉えていただければと思います。

矢を段位に応じて選ばなければならない、ということはございません。

弓道に携わる中で、ご自身の実力や楽しむ上での心構えが変化し、
必要とする矢が変化する場合もあることと思います。

矢の選定の際は、まずは指導者の方に相談していただき、
ご自身の目的や価値観に合ったものをお選びいただくのがよいかと存じます。

弓道に携わる多くの方々が、
矢の選定でつまずかず、楽しく鍛錬に進まれることを願っております。

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