初心者の初期予算はどれくらい見積もっておけばいい？

初心者の方には、
部活動にて弓道を始められる学生の方や、
個人で道場に通われる一般の方がいらっしゃいます。

それぞれの方に必要な初期予算についてご説明してまいります。
これから弓道を始められる方の参考となりましたら幸いでございます。

中高生の方の場合

部活動にて弓道を始められ中高生の方におかれましては、
弓と矢は通われている学校から借りたものを使用し、
弓道着とかけをはじめに購入される場合が一般的かと思います。

３か月から4か月ほど経ち、弓を引くことに慣れてきた頃に、
夏期休暇に行われる合宿などを機に、
ご自分の矢を買われるという例が多くございます。

半年ほどいたしまして、さらに経験を積まれますと、
ご自分の弓の購入を検討される方が増えていらっしゃいます。

中高生の方の予算といたしましては、
「弓道着」「かけ」「矢」をご購入の場合は４万円ほどになります。
「弓」をご購入の場合は、さらに４万円ほどかかります。
１年で８万円程度と見積もっていただければと思います。

ご家族の方などにご相談いただいた上で、ご購入いただければと思います。

大学生の方の場合

中高生の方と同様の流れになるかと思いますが、
お考えの予算に差がある場合もあることと存じます。

弓につきましては、
やはり、部活動で所有されているものをお使いいただく例が多いかと思います。

弓を購入される場合でございますが、
大学生の方ですと、
初心者や学生の方の間で一般的なグラスファイバー弓のほかに、
カーボンファイバー弓をお使いの方も増えていらっしゃいます。
弓の価格の相場は、中高生の方の場合よりも高い傾向がございます。

大学生の方の予算といたしましては、
「弓道着」「かけ」「矢」をご購入の場合は４万円ほどになります。
「弓」をご購入の場合は、
弓の素材により違いがございますが、４万円～６万円ほどかかります。
１年で８万円～１０万円程度と見積もっていただければと思います。

ご予算と照らし合わせた上で、ご都合のよい機会にてご購入いただければと思います。

一般の方の場合

一般の方におかれましては、学生の方とは練習頻度が異なることが多く、
弓道を始められてから１年ほどたったのち、
ご自分の矢を買われるという場合も多くございます。

矢を購入されてから、さらに1年ほど後に、
弓を購入されるという例が一般的でございます。

一般の方の予算といたしましては、
「弓道着」「かけ」「矢」をご購入の場合は5万円ほどになります。
こちらはジュラルミン矢を購入される場合の価格でございますが、
カーボン矢をお選びの方もいらっしゃいます。

「弓」をご購入の場合、初心者の方向けの弓であれば、
価格の相場は５万円ほどでございます。
竹弓の場合は、２０万ほど費用がかかります。
基本的な例としましては、一式で10万円程度と見積もっていただければと思います。

一般の方におかれましては、
はじめに弓道具一式を揃えていただく例もございますが、
道場のものを長くお使いいただき、
２年後から３年後に購入されるという方も多くいらっしゃいます。

ご自身の弓道の歩みに合わせて、ご購入いただければと思います。

まとめ

ご自身の弓道に携わる姿勢や目的に応じて、
必要な弓道具の種類や、価格も変化していくことと思います。

弓道具のご購入にあたり、不明な点がございましたら、
指導者の方や、道場とご縁のある弓具店にぜひご相談ください。