弓道用に使用されるジュラルミンシャフト(パイプ)のほとんどは現在アメリカのEASTON社より輸入されています。このEASTON社はジュラルミンシャフトの世界のトップメ-カ-として非常に多くのシャフトサイズを製造しています。 竹矢と比べ湿度で変形することなく、外力に対する耐久性、均一性について優れ、 安価であることから弓道会において広く普及しているメーカーのシャフトです。
本来弓道用の矢は竹を加工して製作しておりました。いくつもの竹を切り、選別し矢を製作します。このため竹の矢は、非常に高価なものとなってきました。 そこで、近年の現代弓道では、ジュラルミンシャフトが普及するようになり、現代弓道の普及につながっております。 数あるシャフトサイズから、近的用としては、EASTON社の2015・1913の2つのシャフトサイズを選びました。耐久性に強く、近的競技においての安定飛翔をする上で十分な品質を持った弓道用の矢としてシャフトサイズで迷われることないように厳選いたしました。
◆1913 一般的に女性が使われることが多いです。
初心者~中級者 弓力が弱く、12kg以下
矢の重さ:24g~26g
◆2015
一般的に男性や背の高い女性が使われることが多いです。
初心者~中級者 弓力が安定している方 13kg以上
矢の重さ:28g~31g
※近的競技において、的までの距離は28mしかありません。
又、矢飛びは、弓力や矢の重さよりも射技が重要となります。ある程度弓力が安定している方であれば2015シャフトをおすすめさせていただきます。
弓道教本の弓道修練の眼目に、“射品射格の向上”と明記されております。 私達は、白い弓道衣に黒い袴・着物姿をイメージし、お使いいただく皆様の射品・射格を損なわない矢の配色を心がけております。
※あくまで弊社参考数値となります。
※初心者時の矢尺ではなくある程度安定した矢尺の方の数値となります。
※まっすぐに立ち、左手を肩の線にあげ指先まで、しっかりまっすぐ伸ばします。
※喉の中心から指先までの長さ+12cmが基本の長さになります。
※初心者の方や、高校生の方などは、安全の為+12~15cm位の長さにしてください
(矢の長さについては指導者の先生にご相談ください)
※矢尻を含まない筈の先端からシャフトの先端までを矢尺と呼びます。
※矢尻装着後は、約1cmほど長くなります。
※ご使用の矢を計測される場合は、全長から1cmほど引いた長さにて
ご注文ください。
矢尻 インサートの選び方について
最初ご購入される際は、標準仕様にて問題なくご使用いただけます。
ご使用されている弓の弓力が強く反発性の高い素材の弓(カーボン系)をお使いの場合や100cm以上の長いシャフトをお使いの方は、前釣り合い(先を重くする)にする事によって矢飛びの安定性を図ることができます。
※矢飛びは、矢の重さだけでなく 射手の技量に左右されますので指導者の方にご相談の上 ご自身で判断してみてください。