大きさとして、現代では、約95cm x 35cm程度の大きさであり、商品により、寸法が違うのは一反の布から8から11本を裁断したために、大きさが規格として曖昧になっていることや、着物を作成した時の反物の端切れからも作られたことによります。
手拭の端が縫われていないのは、清潔を保つ為水切れをよくし早く乾くようにと云う工夫から、両端は縫製されておらず切りっ放しの状態であります。 手拭の歴史は、日本の織物の歴史でもあり、古くは麻や絹でできた平織物でありました。
用途においても神仏の清掃以外では、神事などの装身具や、儀礼や日除けなどにおいての被り物(簡易の帽子や頭巾)であったとされ、普及するにつれ手拭きとして前掛けなどの役割を帯びていったと考えられています。
武道の世界においても、剣道で用いられており、弓道においてもかけを包む際に、汗取りとして古くから使われております。
弓禅一如とは
弓道具商翠山として、又、弓道家 宇佐美家として弓道の本質を伝えする言葉として、“弓禅一如”を使わせていただいております。 弓道は、立禅と呼ばれるほどに、精神を鍛える武道であるということを伝える言葉として、数々の有名な弓道家の先生から伝えられた言葉であります。翠山としても弓道を伝える、 言葉として弓巻にて製作させていただいております。
1.手拭を広げ、半分に折ります。
2.弓かけを手拭の端におき、包んでいきます。その際の紐は包まず、外に出します。
3.弓かけの紐は、弓かけ本体を手拭で包んだ後 紐で巻きつけをします。
弓かけは、水分を嫌います。弓かけは、長く使用していくものです。手拭で包み余分な水分をとるためにも手拭いを 使用した弓かけの包みかたをおすすめいたします。