◆鹿革について
日本武道であります弓道では、鹿革製の革を用いります。 近年、さまざまな革で作られた石突きも売られておりますが、日本武道に用いられる、革 は、鹿革がもっとも好ましく、素材の特徴上、しなやかさと堅牢性、又、柔軟性を持ち、抜群の吸水性があります。剣道の道具もほとんどが鹿革で作られており、革の特性を考えると、もっとも適している革であるといえます。
鹿革はいくつものすばらしい特性を兼ね備えており、牛革と比較すると鹿革を弓道で用いられてきた理由が 下記の利点であります。
■軽い ■水に強い ■通気性に優れている ■老化しにくい ■柔らかくなじみやすい
鹿革の柔らかな肌触りは人肌に最も近いといわれ、上記の通り、使い込むほど手になじみ 牛革よりも軽く、水に強く、摩擦に強く、通気性があり、何年経っても老化しにくい素材であるがゆえに、 武道具では幅広く用いられており、もちろん弓道具としても幅広く使われております。 |