四つがけのカケ溝(弦道・弦枕)を保護する為、ときどき(ステンレス籐ヘラで)蝋引きしていました。
翠山さんが、待望の「弓がけ専用の鏝」を新発売されたので購入しました。
熱して、「和蝋」を溶かしながら温度を調整し(かけ溝と弦枕に)染み込ませる様にするのですが、「弓がけ専用の鏝」だけあって厚いので適温の熱が持続し、染み込ませやすくなりました。
仕上がりの色も以前より明るい艶になり、剥がれにくく耐久性も上がりました。
(弦道の所は、ステンレス藤ヘラの絶妙なカーブを利用してなめらかに仕上げます。
すると、弦道が保護され弦が弦枕からスムーズに離れるようになります。)