弓道具の選び方
新たに弓道をスタートされる皆さま、初めまして。
翠山弓具店の宇佐美と申します。
弓道を始められた方、もしくはこれから弓道を始めたい方がお困りになるのは、一体どんなことでしょうか?
弓道をしている人が少ない。
住んでいる地域に弓具店がない。
こういった要因から弓道具の選び方、使い方がわからないとお悩みの方がいらっしゃると思います。
初心者の方が購入する場合であっても、弓道具に説明書がついてくることは基本的にありません。
弓道に関することでお悩みの場合には、まずは指導者の方に質問して教えていただきましょう。
様々な事情から指導者の方に教えていただくことが難しい場合には、当店がお届けする弓道具の説明書をご覧ください。
私達スタッフは全員弓道の有段者でございます。自らも弓を引く弓具店として、初心者の方が初段に合格されるまでの道のりをサポートさせていただきます。
「何を選べばよいか分からない」これが1番の要因だと思います。
翠山弓具店が提案する「かんたん」な選び方を是非最後までお付き合い頂ければと思います。
まずはこちらの動画をご覧ください。
弓道衣の選び方
これから弓道を始められる方、弓道初心者の方は、弓道衣をご購入される前にぜひこちらをご確認ください。
◆ 「上衣」のサイズ選びは、着丈と袖の長さがポイント
上衣は普段の洋服のサイズと大きく違いますので、注意が必要です。
◆ 「袴」のサイズ選びは帯の位置がポイント
帯をつける位置が決まると、袴の長さが決まります。
そのため、帯の位置を決めることで問題なくサイズ選びができます。
弓道衣の着方
初心者の方が一番気になる、弓道衣の着方についてお伝えします。
◆ 着方の順番と着用方法を確認しましょう
弓道衣は、「足袋」→「上衣」→「帯」→「袴」の順で着用します。
◆ 弓道衣の着方は、練習することで慣れていきます
最初は戸惑うのも当然ですが、弓道の練習と同じく、弓道衣の着用方法も練習するごとに慣れてくるため、すぐにできるようになります。
弓道衣の畳み方
初心者の方が一番気になる、弓道衣の着方についてお伝えします。
◆ 着方の順番と着用方法を確認しましょう
弓道衣は、「足袋」→「上衣」→「帯」→「袴」の順で着用します。
◆ 弓道衣の着方は、練習することで慣れていきます
最初は戸惑うのも当然ですが、弓道の練習と同じく、弓道衣の着用方法も練習するごとに慣れてくるため、すぐにできるようになります。
弓かけの選び方と使い方
弓道の道具で弦を引くために右手を保護する目的にて使う弓具を「弓かけ」と呼びます。初心者の方にとって難しい、弓かけの選び方や使い方についてお伝えします。
◆ 弓かけのサイズの選び方とつけ方の4つのポイント
1 親指の又の部分が浮いていないことを確認
2 人差し指の革が余っていない
3 中指の革が余っていない
4 親指(帽子)が奥まで届いていること
◆ 弓かけの管理方法のポイント
弓かけは革の特性上、吸水性が高く通気性にすぐれていますが、手につける道具のため、汗をたくさん吸ってしまいます。陰干しや、特に汗を吸っている時は、ドライヤーで乾かすことも必要になります。
矢と矢筒の選び方
これから弓道を始められる方、弓道初心者の方は、矢と矢筒をご購入される前にぜひこちらをご確認ください。
◆初心者の方の矢の選び方
弓具の中で初心者の頃は、もっとも消耗が早く破損率が高い道具が「矢」になります。
素材は、ジュラルミン・カーボン製があり初心者の方多くは、ジュラルミン製の矢を最初に購入する事が多いです。
◆ 矢筒の選び方
矢筒の長さの選び方は、矢尺にて判断いたします。
ご自身の体格に合った長さの矢筒を持つことで持ち運ぶ際も不便が生じにくいですので、
必ず矢尺にあった矢筒を購入するようにいたしましょう。
弓の選び方
これから弓道を始められる方、弓道初心者の方は、弓をご購入される前にぜひこちらをご確認ください。
◆弓道用の弓について
・弓の素材について
弓の素材については、大きく分けて「グラスファイバー」「カーボン」の2種類あります。
・弓の強さ(弓力)について 弓道の弓は、Kgで計測いたします。
・弓の長さ(矢束)について 「三寸詰・並寸・二寸伸・四寸伸」に対してご自身の矢束と適合する弓をお選びください。
◆握り革の巻き方について 弓を使用していく上で、消耗品と呼ばれるものが「握り革」です。左手で持つ部分に巻く鹿革でできた弓具のことを呼びます。
使用する頻度により異なりますが、革が滑るようになってきたら交換するタイミングになります。
練習量の多い方で一ヶ月1回程度交換する事が一つの目安になります。
弦の選び方
これから弓道を始められる方、弓道初心者の方は、弦をご購入される前にぜひこちらをご確認ください。
◆弓道用の弦について
・弦の素材について
弦の素材については、大きく分けて「合成弦」「麻弦」の2種類あります。
・弦の長さについて
弓の長さ「三寸詰・並寸・二寸伸・四寸伸」に対して同じサイズの弦をお選びください。
・弦の太さ(重さ)について
合成弦の場合は、弓の弓力(kg)により弦の太さ(重さ)を選ぶ必要がございます。
◆ 弦輪と中仕掛けの作り方
弦は、弓に合わせて適切な長さにする必要があります。その際に弓の先端(うらはず)に弦を取り付けるための輪を「弦輪」と呼びます。
初心者の際にはこの「弦輪」を作る事が難しく時間がかかってしまいますので、早めに覚えられる事をお勧めします。
最後に
長かったですが、最後まで読んで頂き有難う御座いました。
弓道を始められて、弓道の道具の多さと選び方にお困りの方のお力になれればと思って
この動画と説明を作りました。
弓道具で解らないことや道具に興味があれば、その気持ちを抑えず翠山に来て下さい。
お客様に合った弓道具のご提案を致します。
■店舗紹介
「明治36年創業の名古屋の弓具店」
弓道具全般を取扱う弓具店でございます。現代弓具と伝統弓具とのバランスを考え、
翠山らしさとして提案させて頂いております。
2012年よりインターネット通信販売 「suizan雅」を設立 より弓道具を身近に解りやすくご提案していく事をコンセプトに設立運営しております。
■店舗情報
460-0008 愛知県名古屋市中区栄五丁目10-23
TEL:052-241-3973
営業時間:10:00~18:00
定休日:木曜・日曜・祝日
(夏季・年末年始)