ホーム マイページ カート
翠山雅

翠山雅

  • TOP
  • 弓道具の選び方
  • 弓道具に関するよくある悩み・困りごと・ご質問にお答えいたします。

弓道具の選び方

弓道具に関するよくある悩み・困りごと・ご質問にお答えいたします。

弓道

弓道を始め鍛錬を重ねているうちに、弓道具についてお悩みになることやお困りごと、疑問に思うことがあるかと存じます。
今回は私ども翠山弓具店に寄せられる、よくあるご質問等についてお答えいたします。

自分に合った道具を使うようにしましょう。

「道具が自分に合っているかわからない。」
「自分に合ったサイズを知りたい。」
というお悩みやご相談がよく寄せられます。

弓道というのは高い道具を使えばよい、というものではございません。
ご自身に合った道具を使っていただくことが大切でございます。

正しい射型を知り、身に着けるようにしましょう。

弓道の射型

弓道というのは、射型が決まっているものです。
しかしながら、特に初心者の方ですと、決まっている射型以上に弓を引きすぎてしまっている場合がございます。

正しい射型が分からないうちは、自分がどのくらい弓を引いているのか確認できないことが多いものです。
ですから、どの道具が適正か判断がつかない、ということになってしまいます。

また、弓というのは射型を無視してしまえば、引けるだけ引けてしまいます。
そのため、適正な長さよりも長い矢や弓を使ってしまい、うまくいかなくなってしまうことがあるのです。

実は弓道というものは、弓を引けるだけ引いたからと言って良く飛ぶものではございませんし、
的中が向上するということもございません。
射型を守って矢を放つことが大切なのでございます。
ですから、初心者の方こそ正しい射型を知り、身につけるようにしていただきたく存じます。

弦はご自身に合った素材のものを使いましょう。

弦

弦は高いものをお選びになる方が多くいらっしゃいますが、
必ずしも高いからといっていい弦、ということではございません。

弦の中には、ザイロンとテクノラという素材で編まれているものがございます。
硬さがあり切れにくいのはザイロン、
伸縮性があり汎用性が高いのがテクノラでございます。

ザイロンは弓道具にもよく使われておりますし、高価なため人気もございます。
しかしながら、力のある男性がザイロンをお使いになると、
矢が飛びすぎてしまったり、コントロールがしづらい状態、
いわゆる矢所が乱れやすい状態になりがちです。
ですから、力のある男性の場合は矢所がまとまりやすい、テクノラの弦の方がおすすめなのでございます。

反対に小柄な女性がお使いになる場合、
ザイロンの方が矢が早く飛ぶため、失速しにくくなります。

また、弦は弓との相性もございます。
ザイロンのような硬さのある弦を竹弓に使うと、竹弓が折れてしまうこともございます。

つまり、高価な弦が一概に良いものとは言えないのです。
弦を選ぶ際には、矢を早く飛ばすことよりも、
矢所をいかに乱さないようにするか、ということに重きを置いていただければと存じます。
高価なものは硬すぎることもございますので、中間程度の値段のものをお選びいただくことがおすすめでございます。

その他の弓道具について

その他、弓道具についてよくある困りごとやご質問についてご紹介いたします。

かけをお使いになる際は、ぎり粉をつけすぎないようにしましょう。

かけ

弓かけは洗えるのか?ということを聞かれることがございますが、
弓かけは鹿革でできているため、基本的には洗えないことになっております。

弓かけが汚れてしまう原因の一つに、ぎり粉のつけすぎ、が挙げられます。
ぎり粉とは松やにでできた滑り止めのことでございます。
ぎり粉というのは必ずしも付けた方が良いのか、と言われればそんなことはございません。
滑らなければ、付ける必要はないのでございます。

しかしながら弓かけを使うたびに、習慣としてぎり粉をつけてしまう方がいらっしゃいます。
必要以上にぎり粉を使われますと弓かけが黒ずむ原因になってしまいます。
ぎり粉は必要な時だけお使いいただくようにしていただければと存じます。

また、弓かけは鹿革からできておりますので、汗などの水分が付いたままにしておくとカビなどの原因になってしまいます。
弓かけが濡れてしまったら、干していただくかドライヤーなどで乾かすようにしましょう。

袴は洗わず、たたんで保管するようにしましょう。

弓道着の一つである袴を洗うことはできませんし、ハンガーに吊るして保管することはおすすめできません。
ハンガーにかけてしまうと、袴のひだになっているプリーツの部分が取れやすくなってしまいます。
たたんで保管すればjプリーツは取れませんので、たたんで保管するようにしましょう。

矢についている羽には強さがあります。

羽の素材

実は矢に付いている羽根には強さがあります。

ターキーは七面鳥の羽を使っておりますが、七面鳥というのは空を飛ばない鳥なので、羽が弱く抜けやすくなってしまいます。
つまり、ターキーは羽が消耗しやすい傾向にございます。
その点黒鷲の羽は丈夫に作られております。

高校生のように、毎日たくさん練習するのであれば、安価なターキーがおすすめですが、
週2、3回程度鍛錬される一般の方には、羽が長持ちする黒鷲がおすすめでございます。

お困りごとがあった際には、翠山弓具店にもお気軽にご相談ください。

今回ご紹介した以外にも、弓道に関するお悩みやご質問は多々あるかと存じます。
お困りごとがあった場合にはまずは指導者の方にご相談いただくことがおすすめですが、
なかなか解決しないことに関して、翠山弓具店は自身も弓を引く弓具店として、お力添えできることもあるかと存じます。
些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談いただければと思います。

suizan雅のHP